Wine上のTMIDI Playerの動作

Last modified: 2019-04-13

本体の動作とフォント設定

プログラム自体の動作

  • MIDIプレーヤとしては良好に動作
    • USB接続のハードウェアMIDI音源(例:SC-8820・ALSAのsnd_usb_audioドライバが使用される)がある場合、アプリケーション内でMIDIデバイスを正しく選択することで(XP時代のWindowsのように)良好に動作する
    • ALSA対応のソフトウェアMIDI音源(例:QSynthなどのFluidSynth系シンセサイザ)でも再生できる
  • UNLHA32.DLLUNZIP32.DLLを用意して書庫ファイルを読み込ませて再生することもWindows上と同様に可能
  • インストーラも正常に動作する

不具合と回避策

  • フルスクリーンモードでの表示は安定していないため、ウィンドウモードのままでの使用を強く推奨
  • 仮想デスクトップで実行したときにウィンドウが表示されない場合、仮想デスクトップを用いずに起動してウィンドウを画面左上に移動し、終了後に仮想デスクトップを用いて実行し直す

フォント設定

日本語のアプリケーションのため、ユーザインタフェースのフォントはIPAモナーフォントで置換することを推奨するが、表示に問題がなければそのままでもよい。

プレーヤの一部でcorefontsのフォントが使用されるため、Windows上の描画により近づけたい場合はcorefontsをインストールする。

Wineの推奨バージョンと過去のWineのバグ

過去のWineには本ソフトウェアに影響するバグが複数存在したため、それらが修正された後に公開されたバージョン3.0以上のWineの使用を推奨する。

液晶パネル内の一部の描画が真っ黒になる

バージョン2.0-rc4で修正。

過去の一時期に発生しており、それより前には正常に表示されていた。

リグレッションのテストを行って結果を報告した。

本体が起動しないことがある

バージョン3.0-rc3で修正。

2008年の前半頃には “何かの条件によって起動したりしなかったり” ということを確認していたのだが、発生条件がはっきりしなかった。起動に失敗する場合には “stack overflow” を示すエラーメッセージが端末に表示されていた。

10年近く後になって、手元の環境でリグレッションのような形で特定のコミット時点から不具合が再発したことがあったため、リグレッションとしてバグ報告をしたのだが、開発者のアレクサンドル氏によると、本ソフトウェアはDirectDrawの処理において未初期化のスタック値を渡しており、その内容次第で落ちるというものだという。実際、この問題は本当はリグレッションではなかった。

修正が適用された後は本体の起動に失敗することはなくなった。