Wine上のRPGツクールXP/VX/VX Ace作品の動作

Last modified: 2019-03-15

3つのバージョンとも、Winetricksで以下をインストールしているのが前提となる。

  • fakejapanese_ipamona
  • gmdls
  • dmsynth
  • dmusic
  • dmband
  • dmime
  • dmstyle
  • dsdmo
  • dsound

RPGツクールXP作品

古い動作確認については、当時MIDI形式のBGMの鳴らし方が分からなかったためMIDI BGMは鳴らないものと思われていたが、その後鳴らし方が分かり、ここで紹介した全作品でMIDIを含めたBGMの再生動作を確認済み。

魔王物語物語 1.11 on Wine 1.6.2

  • 新しくゲームを開始し、最終ボスと隠しボスの撃破(ともに二人パーティで達成)まで安定した動作を確認
    • 宝箱・レシピ全回収,空想4個回収まで
  • IPAモナーフォントのバージョン1.0.8ではネグラの自室にある本棚の一部メニュー項目の最後の文字(“報”, “覧”, “作”)が一部欠け、同フォントのバージョン1.0.5でも “報” だけは欠ける
  • Wine 1.2ではMP3ファイルや効果音の再生に問題があったり描画が重かったりしていたが1.4時点では両方とも改善

黒魔剣士アース英雄譚 on Wine 1.6.1

  • 配布ファイルk_earth_hero.exeはGCA自己展開書庫となっている
  • Game.ini内のLibrary=の行をLibrary=RGSS103J.dllと変更して上書き保存する必要がある
  • 前述の準備が済んでいる状態で開始からエンディングまで安定した動作を確認

青鬼 6.23 on Wine 1.4

  • Wine 1.4時点では起動に失敗する(書庫ファイルの中身を展開すれば動作可)が1.5.19以上ならそのままで動作する
  • 開始からエンディングまで安定した動作を確認
  • 怖い

RPGツクールVX作品

Wine 1.4以上で効果音やデフォルト戦闘の戦闘後ファンファーレの鳴り方が安定するようになった。動作は重めで高いCPU性能が必要。

MIDI形式のBGMについてはXP作品と同様。

2019年春時点では、Wine(4.0.x)よりProton(3.16beta)のほうがCPU使用率が低くなって快適に動作する。これはCLOCK_MONOTONIC_RAWを指定した経過時間取得処理が低速で、Protonでは代わりにこれより高速なCLOCK_MONOTONICが使われるように強引にコードを変更しているため。

アルガスの剣 on Wine 0.9.58

  • 開始からエンディングまで確認
  • 街とダンジョン内はやや重い
  • 環境によって魔法 “スパークII” のエフェクト中に落ちる場合あり

GraduateVX on Wine 0.9.58

  • 開始からエンディングまで確認
  • アカデミー(学校)のマップは非常に重く、CPU性能が必要

鋼鉄の歌姫 1.03 on Wine 1.1.xx

  • 最初のボス撃破まで確認
  • 戦闘は自作で動作はやや重め
  • テストしたWineのバージョンは不明だが、セーブデータの最終更新が2010年4月中旬のため、1.1系の末期と思われる

Fragile Knight on Wine 1.3.15

  • 途中まで動作確認(ゲーム内のプレイ時間は1時間20分程度)
  • 戦闘シーンへの切り替わり時に落ちる場合あり

RPGツクールVX Ace作品

基本機能のみの作品はVX作品と比べて快適な反面、tktk_bitmap.dllを用いた作品では非常に重い場面に出くわすことがある。
BGMは基本的にOgg Vorbisのため問題はない

DESTINY~FIRST FANTASY~ on Wine 1.2.3

  • 開始からエンディングまで確認
  • フォントのレイアウトに問題があったがWine 1.5.28以上で改善された

アクイ ト アイ 1.20 on Wine 1.6.1

  • 配布ファイルakui_to_ai.zipを展開し、中のアクイ ト アイ ver12.exeをWineで実行して展開先を指定する
  • 開始からエンディングまで確認
  • ゲーム内の経過時間はエンディングを含めて4時間半余りだったが、戦闘中に突然落ちる現象を2回確認
    • セーブは移動時は常に可能なので頻繁に行うとよい
  • 誤字は仕様

地球の形見 1.31 on Wine 3.0

  • 途中まで確認
  • 赤いドラゴンと戦うシーンは非常に重い
    • Skylake世代のPentium程度のシングルスレッド性能がないと厳しいかもしれない

カペラの約束 1.09 on Wine 3.0

  • 開始からエンディングまで安定した動作を確認(その先は未確認)
  • 明かりの仕掛けがある暗いダンジョンは非常に重い傾向にある
    • Skylake世代のPentium程度の性能があれば何とかなる
  • 暗いダンジョンを除くマップの移動や戦闘はそれほど重くはない