SylpheedでOutlook.comをIMAP4やPOP3で使用するための設定

Last modified: 2021-08-14

WebメールサービスのHotmailは後継のOutlook.comでIMAP4に対応しており、一方でPOP3も引き続き利用できる。

ここでは、GNU/Linuxで利用可能なメールクライアントSylpheedでOutlook.comをIMAP4もしくはPOP3で利用するための設定についてを扱う。

以下はメニュー “設定 - アカウントの編集” のアカウント一覧からアカウントを追加もしくは編集したときの “アカウントの設定” ダイアログの中の設定項目となり、既定値から変更する部分についてを記述している。

IMAP4とPOP3のいずれの設定についても、受信用サーバの設定値が記事公開時点の{imap,pop}-mail.outlook.comからoutlook.office365.comに変わっている。2021年夏時点では古い設定でも動作はしているが、そのままではいずれ動かなくなるかもしれない。

IMAP4を用いる場合

“基本” タブ

“サーバ情報” を以下のように設定

項目 設定値
プロトコル IMAP4
受信用サーバ outlook.office365.com
SMTPサーバ(送信) smtp-mail.outlook.com
ユーザID (メールアドレス)
パスワード (パスワード)

“送信” タブ

“認証” の “SMTP認証(SMTP AUTH)” にチェック

“SSL” タブ

  • “IMAP4” の “IMAP4の接続にSSLを使用” を選択
  • “送信(SMTP)” の “SSLセッションの開始にSTARTTLSコマンドを使用” を選択

“高度な設定” タブ

  • “SMTPポートを指定” にチェックし、ポート番号587を入力
  • “IMAP4ポートを指定” にチェックし、ポート番号993を入力

POP3を用いる場合

“基本” タブ

“サーバ情報” を以下のように設定

項目 設定値
プロトコル POP3
受信用サーバ outlook.office365.com
SMTPサーバ(送信) smtp-mail.outlook.com
ユーザID (メールアドレス)
パスワード (パスワード)

“送信” タブ

“認証” の “SMTP認証(SMTP AUTH)” にチェック

“SSL” タブ

  • “POP3” の “POP3の接続にSSLを使用” を選択
  • “送信(SMTP)” の “SSLセッションの開始にSTARTTLSコマンドを使用” を選択

“高度な設定” タブ