日本語の文章を読み上げたりファイルに書き出したりするWindowsアプリケーションSofTalk1のWine上の動作についてを扱う。
開発は終了しているが、ダウンロードはできるようになっている。Wineではこちらのみ動作確認済み。
msvbvm60.dll
)が必要
winetricks vb6run comctl32ocx
を実行
comctl32ocx
は “コンポーネント ‘MSCOMCTL.OCX’、またはその依存関係のひとつが適切に登録されていません。ファイルが存在しないか、あるいは不正です。” のエラー対策vb6jp.dll
2というファイルを追加で調達する必要があるが、アプリケーションの動作自体に必須というわけではない
vb6jp_s_v3.exe
を検索してダウンロードしてWineで実行もしくは7z x /path/to/vb6jp_s_v3.exe vb6jp.dll
で直接抽出して32bit DLLのフォルダに入れるv6.exe
はcabextract
やunar
で直接展開できる設定ダイアログの “その他” で “文章を音声記号として読み上げる(無変換)” を選択した上でAquesTalk用の記法を用いることで、発声が細かく制御でき、自然なしゃべり方をさせることができる。
www.a-quest.com/download/manual/siyo_onseikigou.pdf
のドキュメントやniconicoのnm5361877
動画なども参照。
カタカナは特別な意味で使われることがあるため、平仮名と記号の組み合わせで記述していく。
一般的には、VB.NET言語で作成されたアプリケーションはMono/.NETアセンブリなのでOSを問わずにMonoもしくはMicrosoftの.NET Frameworkで動作するが、このソフトウェアは音声合成ライブラリ部分がWin32 DLLのため、OS依存でWineが必要
Wine 7.0-rc系時点では.NET Frameworkで動作( “2021年後半を振り返る(下半期の雑多なメモ)” を参照)
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作者はサイトの掲示板(記事No:1315)で以下のようにコメントしており、新しいバージョンはVB.NET版でしか出ないようなので、こちらでうまく動作しないというのは残念。
以前はVB6.0にて開発を行っていたのですが、Vista以降のOSでは動作が保障されないため、現在ではVB.NETで開発を行っています。 VB.NET 版のみが更新されるのはそのためです。
“ゆっくり” というのは “ゆっくり” を検索エンジンで画像検索したときに出る “ゆっくり霊夢” と呼ばれる黒髪に赤いリボンの生首キャラクターで、このキャラクターの声としてSofTalkの音声合成ライブラリの声色(声の種類)の1つ “女性1” を用いる文化が一部であることに関係する
“ゆっくり霊夢” のモデルになった “博麗霊夢” というキャラは別に存在するが、 “ゆっくりしていってね!!!” のセリフの付いた生首バージョンがこのように呼ばれることがある
ゆっくり霊夢はウィッチハットをかぶっている “ゆっくり魔理沙” とセットになっていることもあるが、単に “ゆっくり” と呼ぶ場合は “ゆっくり霊夢” を指すことが多い
“ゆっくり” として “女性1” の声が使われる際にはアクセント調整などはわざと行わず、ソフトウェア任せにして独特の喋り方にさせる傾向がある。
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